ご当地ラーメン
いま注目の「ご当地ラーメン」
バターラーメンのルーツは、旭川などの寒冷地でスープが冷めないように油膜を張ったことにあると言う。
スープに加わるコシ、北海道の酪農イメージと相まって、全国的に人気が出たのである。このように、その土地の気候風土や特産品、または人々の好みに合わせてさまざまな変化を遂げるのも、ラーメンの魅力だ。
旅先でご当地ラーメンを食べることは、その土地の文化を感じることでもあるのだ。そんな各地のご当地ラーメンが今、飛躍的なレベルアップを果たしている。いま注目のご当地ラーメンを、ぜひともチェックしておいていただきたい。
(1)茨城「スタミナラーメン」
食欲旺盛な男子学生のためのメニューでしょ?と決めつけずに聞いてほしい。これは想像とは全く異なり、地元では老若男女に愛される新感覚ラーメンだ。キャベツやカボチャなどの野菜たっぷり!
それらを栄養満点のレバーと炒め、アツアツの「甘辛あん」に。冷水で締めた太麺と甘辛あんとを絡めれば、熱冷の絶妙なコラボレーション。
その甘辛あんが後をひき、また食べたくなること間違いなし。レバーが苦手な方にも「このラーメンなら食べられる」と好評だ。水戸「松五郎」が開発したラーメンで本物のレシピは系列店を合わせた5店舗でしか味わえないが、その美味しさと人気っぷりからマネをして類似品を作る店が後を絶たない。
(2)鳥取「牛骨ラーメン」
豚骨ならぬ、牛骨で出汁をとった薄口醤油スープと、中太のちぢれ麺が特徴。牛馬畜産の街道沿いに発展したのでは?など、そのルーツには諸説あるが、地元で50年以上愛され続けてきた、本物の味わいだ。山陰に訪れる機会があれば、牛脂ならではの甘みと香ばしさを是非とも堪能してほしい。
(3)高知「鍋焼きラーメン」
土鍋のふたを開けると、ぐつぐつと沸騰した鶏がら醤油スープの中で、歯ごたえのよい細ストレート麺と、青ネギ・ちくわ・生卵が煮込まれている。この風情あふれる一品が、須崎「谷口食堂」で生み出された鍋焼きラーメンだ。同店が閉店後、地元の人々がその美味しさを引き継ぎ、長年守り続けている。